診療放射線部

診療・各部門

診療放射線部では高度先進医療に対する医療機器の整備・更新を推進し、その性能を最大限に活用することで、病変の早期発見と医療サービスの向上に努めています。

・2017年・・・放射線治療装置及び80列CT装置を導入

・2021年・・・同型CT装置の併設を行い2台体制での運用となる(待ち時間の短縮と迅速で安定した画像提供の実現)

・2025年・・・マンモグラフィ装置を3D(トモシンセシス)機能搭載タイプへ更新(小さな病変描出も可能となり、診断能が向上)

・2023年・・・1.5TMRI装置の更新(Aiによる高画質化)

・2026年・・・3.0TMRI装置を更新(高精細な画像診断が可能となる) 

今後も地域医療に貢献し、皆様から信頼される質の高い医療を目指します。

診療放射線部の紹介

 診療放射線部は現在23名(男性16名・女性7名)の診療放射線技師のほか、事務員、看護師、放射線科医師が従事しています。放射線検査や治療に使用する装置には様々なリスクが伴うため、装置の保守や品質管理は極めて重要です。診療放射線部では検診マンモグラフィ認定技師や放射線治療品質管理士など、各分野の専門資格を有するスタッフやスペシャリストが、徹底した装置の品質管理を行っています。

 また、高画質はもとより、国内被ばく参考レベル(DRLs)を参考に被ばく管理にも努め、安全かつ安定した検査治療を提供できる体制を整えています。

地域医療を支える診療放射線部

診療放射線部は皆様に「安心な検査」を受けていただけることを目指します。

  • 丁寧な検査及び親切な対応
  • 医療機器の保守および品質管理の徹底
  • 医療法など各種法令を遵守した安全な検査環境の整備
  • 最新技術の導入と被ばく線量低減への取り組み
  • 地域の医療施設との連係強化迅速かつ円滑な対応
  • 地域医療への貢献を目指した信頼される放射線診療体制の構築

診療放射線部スタッフの認定資格

第一種放射線取扱主任者1名X線CT認定技師1名
第一種作業環境測定士(2号)1名放射線治療専門放射線技師2名
救急撮影認定技師2名放射線治療品質管理士1名
胃がん健診専門技師3名医療情報技師1名
検診マンモグラフィ撮影認定5名医用画像情報専門技師1名
胃がんX線検診読影部門B1名初級システムアドミニストレータ1名

一般撮影

エックス線撮影は、胸部、腹部、全身の骨、軟部が検査の対象となります。当センターでは全ての撮影においてフラットパネルディテクタ(FPD)システムを採用し、検査のデジタル化と効率化に取り組んでいます。FPDシステムは数秒で画像を得ることができ、低線量な撮影も可能となりました。

私たちはこれからも、患者さまや医療従事者の被ばくを低減し、高画質の一歩上の画像を目指しています。

フラットパネルの写真

骨密度検査

 背骨(脊椎)の「いつのまにか骨折」や大腿骨骨折など、骨粗しょう症や代謝性骨疾患の診断に骨密度検査は重要です。骨に含まれるカルシウムなどのミネラル成分量を測定し、数値化(グラフ化)することで骨塩量の減少を早期に発見することは、骨折予防などの適切な治療へとつながります。

測定部位は主に腰椎、大腿骨頚部で、ベッドに仰向けになるだけで行えます。この検査は極めて少ないエックス線を使用しており、1つの部位の測定時間はおよそ1~2分程度と短く、身体に負担の少ない検査です。検査データは保存され、定期的に検査を受けることで過去のデータとの比較や年齢別の平均値(日本人データ)との比較が可能です。

骨塩定量検査

マンモグラフィ検査

 マンモグラフィとは、乳房専用のX線画像(撮影)のことです。撮影時には乳房をふたつの板ではさみ、薄く広げた状態で撮影を行います。人によっては痛みを伴うことがありますが、乳房の奥にあるぼんやりとしたシコリや、乳がんの初期状態の1つである石灰化を写しだすことが出来ます。

 当センターでは令和7年2月より、新しい技術である「トモシンセシス(3D)機能」をはじめとし、多くの機能が搭載された富士フイルム社製マンモグラフィ装置「AMULET SOPHINITY」を導入いたしました。

 トモシンセシスは従来の2次元的な画像に加え、更に薄くスライスされた画像(3D)が得られます。これにより乳腺と病変の重なりを分離することが可能となり、特に乳腺が多い高密度乳房の方において、威力を発揮します。

 また、他にも多彩な技術が搭載されています。コントラストを高めて病変をはっきり映し出す画像処理技術や、細部まで描出する高精細な画像はもちろん、被ばく線量の低減にも配慮されています。さらに、検査の大きな不安要素である痛みに対しても、最適な圧力に自動調整する圧迫自動軽減機能を備えており、マンモグラフィの心的負担を優しく和らげます。

 実際の検査ではすべて女性の放射線技師が担当いたします。リラックスして検査を受けていただける環境を整えておりますので、安心してお越しください。

CT

当センターのマルチディテクタCT(MDCT)は短時間(5秒~20秒程度)の静止や呼吸停止で、広範囲の画像を取得することが可能です。

CT装置の写真
CTの3D画像

また、一度の撮影データから任意の断面や3D画像も観察することが可能となります。これらの技術を駆使して体の細かい内部構造や小さな病変も描出し、より確実な診断へ導いています。

頸椎・足関節・足関節(腱)・胸部MPR画像

また、造影剤(血管や臓器を明瞭に画像化する薬剤)を用いることで頭部血管や冠動脈などの血管3D画像の作成も行っています。

大動脈、脳血管、冠動脈の3D画像

専任のCT撮影認定技師が検査内容にあった撮影条件の最適化を行い、被ばく線量の低減に努めています。

被ばく低減機能

CT検査において問題とされていた金属による悪影響(アーチファクト)についても、当センターでは最新ソフトウェアを用いることで、画像の視認性は大幅に向上しています。

アーチファクト低減機能

MRI

 MRI検査は放射線による被ばくがなく、造影剤を使用しなくても血管の描出が可能です。小児の方や繰り返し定期的な検査を必要とするご高齢の方などに適しています。

一方で 、「騒音が大きい」・「検査時間が長い」・「トンネルが狭い」といった不安を感じる方もおられます。当院ではこの度、最新の3.0TMRI装置を導入し、2台(キヤノンメディカル社製)の装置ともにこれらの難点を軽減する技術(工夫)が搭載されています。

1.「騒音」への配慮 キヤノン社独自の静音化技術「Pianissimo機能」により、MRI検査特有の騒音を軽減し、安心して検査を受けていただけます。
2.検査時間の短縮と高画質化 ディープラーニング技術やAIを活用した高画質再構成により、画質を保ちながら検査時間の短縮が可能になりました。患者さんの負担軽減にもつながります。
3.開放感のある検査環境 従来装置と比べてトンネル空間が広く、圧迫感を軽減した明るい検査環境を提供しています。 閉所が苦手な方にも配慮した設計です。

通勤通学帰りに便利な17時以降の検査ご予約も積極的に承っておりますのでご相談下さい。

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血管撮影

血管造影検査は脚(あし)のつけねや手首などからカテーテルと呼ばれる細い管を挿入し、造影剤(血管を写し出すための薬剤)を注入して血管を写し出す検査です。当センターの装置は、微細な血管病変の診断を可能にしたフラットパネルディテクタ(FPD)型エックス線検出器が搭載され、様々なデバイス(細いステントや小さなコイル)を使用した最新の血管内治療にも対応しています。

各専門分野の検査や治療】

(頭部)
血栓回収術…血管に詰まった血塊(血栓)を専用の器具で取り除き、血流を再開させる治療です。
血栓溶解術…血栓溶解剤を投与して、血流の改善を図る治療
動脈瘤コイル塞栓術…動脈瘤の中に金属製のコイルを入れて血流を遮断し、破裂を防ぐ治療

(頚部)
頸動脈ステント留置術…狭くなった血管に金属製ステントを入れ、広げて血流を改善する治療

(心臓)
冠動脈形成術【PCI】…狭くなった血管を風船(バルーン)やステントで広げ、血流を改善する治療
カテーテルアブレーション…不整脈の原因となる異常な電気伝導路を焼灼し、正常なリズムに整える治療
ペースメーカ植え込み術

(腹部)
腫瘍塞栓術【TAE/TACE】…腫瘍の栄養血管に薬剤や血管を塞栓をする物質を注入し、腫瘍の増大を抑える治療

(下肢)
末梢血管治療 【EVT】…下肢血管の狭くなった部分を風船(バルーン)やステントで広げ、血流を改善する治療

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心臓の冠動脈狭窄に対する血管形成術(ステント留置術)

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急性脳梗塞に対する血栓回収術

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放射線治療

悪性腫瘍による死亡率は年々増加の一途をたどり、高齢化社会が進む中、患者さんの生活の「質」を保ちつつ、いかに悪性腫瘍を制圧していくかが『がん診療』の大きな課題と言えます。精度の高い治療計画を行うことにより、対象臓器の機能や形態を温存することも可能になります。

 放射線治療は手術療法や化学療法と共にがん治療の3本柱を構成しています。これからの高齢化社会においての「生活の質=QOL」の維持など、放射線治療は有効ながん治療の1つとして重要な役割を担っています。

 当センターでは治療精度の維持と向上のため、放射線治療専門技師、放射線治療品質管理士を取得したスタッフが携わっています。

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核医学検査

核医学検査とは

放射性医薬品という微量のガンマ線を放出する薬を注射し、目的の臓器に集まったところでエネルギーの測定を行い、各臓器の機能や血流状態を調べる検査です。臓器の形や大きさはCT検査やMRI検査でも分かりますが、核医学検査では放射性医薬品が集まる早さ、部位、集まった量などを測定することで機能診断が行えます。
当院では様々な検査を行っており、その中でも積極的に脳血流シンチやDAT Scan、骨シンチ、心筋血流シンチなどの検査を実施しています。

【検査の種類】
脳血流シンチ「I-IMP」…脳の各部位の血流状態を画像化し、脳機能の低下を調べることができます。主にアルツハイマー型認知症や物忘れの鑑別に用いられます。
DAT Scan…脳の線条体という部位のドパミン神経の働きを調べる検査です。主にパーキンソン病関連疾患やレビー小体型認知症、神経変性の鑑別に用いられます。

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当院の核医学検査は地域の先生にも広く開放されています。地域連携を通じたご予約ももちろん可能です。