言語聴覚療法:ST(Speech Therapy)

診療・各部門

言語聴覚療法部門のご紹介です。ご覧いただきありがとうございます。

当院言語聴覚療法部門には7名の言語聴覚療法士が在籍しております。

言語聴覚療法部門では病気や事故、加齢などで、ことばによるコミュニケーションに困難を感じる方、食べることが難しくなった方に対するリハビリテーションを行い、より良い生活を送れるようサポートしていきます。

コミュニケーションの問題としては、「聞く、話す、読む、書く」といった言語機能全般が障害される「失語症」や、話し言葉(発語)の障害「構音障害」、声の障害「音声障害」、また、記憶や注意機能の障害などが現れる「高次脳機能障害」などがあります。

リハビリテーションとしてはまず個別に評価を行い、それぞれの方に適した訓練プログラムを立て、コミュニケーション能力の改善を目指していきます。また、ご本人だけではなくご家族や周囲の方々へも相談、助言を行い、より良いコミュニケーションの一助となるよう働きかけます。

また、食物の飲み込みがうまく行えず、むせたり誤嚥してしまう「摂食・嚥下障害」に対しても、必要に応じて嚥下造影検査(VF)や嚥下内視鏡検査(VE)などの評価を行い、安全に食べるための訓練や適切な食事形態の選定などを行います。その際、主治医や看護師のみならず管理栄養士や歯科医師、耳鼻科医などと連携しながら進めていきます。

当院のSTは認知症ケアチームや栄養サポートチーム(NST)、摂食嚥下チームの一員としても活動し、支援を行っています。