診療・各部門
診療対象は全ての不整脈で、患者さんの病態と希望に合わせてカテーテルアブレーション、デバイス治療、薬物療法など適切な治療法を提案いたします。
カテーテルアブレーションは薬物療法よりも強力に不整脈を抑制することができます。無症状の方でも早期に治療して洞調律維持を目指すことで予後が改善しますので、ぜひお受けいただきたい治療です。
- 術中被曝ゼロで行う安全な治療
- 術前・術中・術後の苦痛を緩和した優しい治療
- 根治を目指す確実な治療
術中被曝ゼロ
日本人はレントゲンやCTなどによる被曝が多く、医療被曝による発癌率は諸外国の3倍以上とされています。さらに、カテーテル検査・治療による被曝量はレントゲン750枚に相当するというデータがありますので、術中被曝は無視できません。
当科では最先端の3Dマッピングシステムと超音波を併用することで、安全性を担保しながら術時間を短縮し、特殊例を除いて被曝ゼロでカテーテルアブレーションを行っています。
術前の苦痛緩和
カテーテルアブレーションの術前に経食道超音波検査を施行することがありますが、当科では画像診断を駆使することで多くの症例で経食道超音波検査を省略しています。
経食道超音波検査が必要となる場合はエコーの専門医が鎮静下で施行していますので苦痛はありません。また、治療に際して尿道カテーテルを使用しますが、麻酔でお眠りいただいた後に挿入し、治療後は麻酔が残っている間に抜去しますので、尿道カテーテルの挿入・留置・抜去による不快感を回避しております
術中の苦痛緩和
当科では全身麻酔でカテーテルアブレーションを行いますので術中の苦痛はありません。また、全身麻酔を行うことで安定したカテーテル操作が可能となりますので、高い安全性と根治率が得られます。
術後の苦痛緩和
術後は穿刺部を圧迫止血するためにベッド上で安静にしていただく必要がありますが、術中に使用した麻酔薬でしばらくお眠りいただき、穿刺部を縫うことで安静時間を短縮しています。(縫合糸は翌日抜糸します。)
また、テープを使用して穿刺部を圧迫すると、皮膚の表皮が剥離したり水ぶくれが生じたりすることがありますが、当科ではテープを使用せずに確実な止血を得ていますので、皮膚トラブルは全く生じません。
■外来診療担当表
- 日本内科学会認定内科医
- 日本循環器学会認定循環器専門医
- 日本不整脈心電学会認定不整脈専門医