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皮膚科

当科の特色下肢静脈瘤の治療VHOによる巻き爪の治療マゴット(無菌ウジ虫)による治療についてケミカルピーリング
当科でケミカルピーリングを受けていただくには | 当科の診療実績地域の先生方へ当科の診療担当医




■当科の特色

  • 日本皮膚科学会認定専門医研修施設です。(1990年4月)
  • 皮膚科医師が毎日皮膚科一般の保険診療を行っています。

■下肢静脈瘤の治療

当院の皮膚科では下肢静脈瘤の診断・治療に力を入れています。

下肢静脈瘤の症状

下肢、特にふくらはぎの表在静脈(多くは大伏在静脈)が拡張・蛇行して、脚のだるさ・むくみ・痛み・灼熱感などを訴える方が多いです。その他「こむらがえり」を頻繁に起こす方もおられます。放置すると皮膚炎や皮膚潰瘍を合併することもあります。また、拡張した静脈内に血栓を作ることがあり、これはそのまま血栓性静脈炎となりその部位の発赤や痛みがみられます。まれには外力(スポーツや打撲など)で、血管が破裂して皮下溢血(いわゆる内出血)を起こすこともあります。

下肢静脈瘤の診断

通常は病歴(長期間の立ち仕事や妊娠がきっかけで出現)や視診(下肢の表在静脈の拡張・蛇行、合併する鬱滞性皮膚炎や下腿潰瘍など)で診断は容易ですが、二次性静脈瘤(深部静脈血栓症に続発する例)もまれにはあります。診断をより確実に行うためにドプラ血流検査・下肢脈管超音波検査(エコー検査)、下肢静脈造影などを行うこともあります。

下肢静脈瘤の治療

診断がつけば治療に移りますが、まず弾力ストッキングの着用をお勧めします。これは通常のサポートタイプのパンティストッキングよりもよりしっかりと下肢を圧迫するための特殊なストッキングでお値段も高めです。原則的に就寝時・入浴時以外は着用していただくことをお勧めしています。しかし、弾力ストッキングにより症状が和らいだり、症状の進行をある程度抑えることはできても静脈瘤がなくなるわけではありません。

従って、手術を行うことも少なくありません。比較的軽症で短期間の入院しかできないという方には高位結紮術を行います。この手術は局所麻酔で、静脈瘤の原因になっている血管を結紮(糸で縛ること)したり、切り離したりする手術です。およそ1時間の手術時間で終了します。当院では数日入院をお勧めしていますが、通院治療も可能ですので、担当医師とご相談ください。しかし、治療後も立ち仕事を継続されるような場合、早期に静脈瘤が再発することも珍しくありませんので、下記の静脈抜去術をお勧めすることもあります。

静脈瘤がより高度な場合や徹底的な治療を希望される場合、静脈抜去術(ストリッピング手術)をお勧めします。全身麻酔下に特殊なワイヤーを用いて静脈を引き抜く手術で、1週間程度入院していただきます。下肢には傷が数カ所つきますが、根治性が高く再発率も低いといわれています。いずれの手術の場合にも術後2か月間くらいは弾力ストッキングの着用が必須です。

いずれの手術でも完全に静脈瘤が消失するわけではありません。残存する静脈瘤に対しては「下肢静脈瘤硬化療法」を行います。これは特殊な硬化剤を静脈瘤に注入し、やはり弾力包帯やストッキングなどを用いて下肢を圧迫し拡張した血管を閉塞させるという治療ですが、当院では単独でこの治療を行うことはほとんどありません。この治療は外来(通院)で行います。

以上が当院での下肢静脈瘤の治療のあらましです。他の医療機関では下肢静脈瘤の治療は血管外科や心臓血管外科が担当することが多いようですが、当院では皮膚科で治療を行っています。

■VHOによる巻き爪の治療

爪を短く切り過ぎて(深爪)生じる「陥入爪」や、内側へ異常に彎曲していく「巻き爪」で悩んでいる方が非常に多いにもかかわらず、あまり優れた治療方法がありませんでした。根治術といわれる手術(鬼塚法)は侵襲が大きい割に再発も珍しくなく、整容的にも満足できるものではありません。少なくとも当科ではそう考えています。原則的には鬼塚法に代表される陥入爪手術は行っておりません。

陥入爪

深爪をして爪が伸びてくる際に爪の先端が爪郭部に刺さって痛みを感じることがあります。特に、ハイヒールを履いたり、足にあわない靴を履くとおこりやすいようです。このときに爪切りやニッパーで爪をさらに短く切り込む人がおられます。それどころか麻酔までして爪切りをする医者もいるようです。これは痛みを取る一時しのぎにはなりますが、いずれ爪は切り込むことができないほど短くなって、他になす術もなく当科を受診したという例が少なくありません。このような例では、爪によって皮膚が傷つき二次感染を伴ってさらに趾(ゆび)が腫れてひどい痛みを訴える人が多いのです。まず、深爪をしないことが肝要ですが、足にあった靴を選んで着用し、深爪で痛みを感じたら信頼できる専門家に相談していただきたいと思います。

巻き爪

巻き爪とはここでは爪が先端になるにつれて筒のように丸まってしまう状態と定義します。巻き爪がどうしておこるのかいくつもの説はありますが、はっきりしないのが実情です。従って、どのような治療をしても再発のリスクは残るということになります。筒のようになった爪が皮膚を圧迫するので痛みがあり、見た目もよくありません。

VHOによる巻き爪の治療

これ以降は上で述べた陥入爪・巻き爪をまとめて巻き爪と呼ぶことにします。これらの巻き爪に対して当科ではVHO方式による矯正治療を行っています。この爪矯正法は爪の両端に特殊なワイヤを引っ掛けてこれを専用のフック(U字型のワイヤ)で巻き上げることにより爪の彎曲を元に戻そうというものです。文章で説明するとわかりづらいと思いますので、http://www.vho.jp/のホームページを参照してください。

施術に際して麻酔は行いませんが、爪の彎曲が余りにも強くてワイヤ挿入時に強い痛みが予想される場合は伝達麻酔下に行うこともあります。爪が伸びるにつれてワイヤも上方に移動してきますので2~3ヶ月に一度ワイヤを交換しなければなりません。また、ある程度の強さでワイヤを巻き上げなければ適切な矯正力が得られませんので、極端に薄い爪や白癬症でもろくなった爪には行うことは困難です。また、肥厚した爪の場合矯正が難しく思われますが、私どもの経験ではワイヤをかけることができれば矯正可能と考えています。

VHO式矯正法では一般の手術と違い、痛みや出血はほとんど伴いません。施術当日から入浴・スポーツも可能です。治療期間は個人差もありますが、最低半年、多くの方は約1年で治療を終了しています。

こう書くといいことずくめのようですが、現在この治療には保険適応がありませんので、すべて自由診療になります。また、せっかく矯正しても再発する人もおられます。今後は、どのような方が再発しやすいか、施術前に判断できないか検討を進めて行く必要があると考えています。

当科でVHO式巻き爪矯正治療を受けていただくには

まず、通常の診察(保険診療)を受けてください。医療機関からの紹介状(診療情報提供書)があれば必ずご持参ください。皮膚科の先生に書いていただかなくてもかかりつけの内科や整形外科の先生に書いていただいて結構です

診察の上VHO式巻き爪矯正治療の適応と判断されましたら、施術の日時を予約させていただきます。細菌性二次感染を伴う場合、炎症所見が強い場合(化膿性爪囲炎・ひょう疽)などいきなりVHO施術困難と判断されましたら、まずそちらの合併症を治療した後に矯正を行います。爪白癬を合併する場合もそちらの治療を優先します(爪白癬の治療のみで巻き爪も改善することがあります)。

治療期間は1年間を目安に考えていただければよいと思います。この間に4~5回程度ワイヤの交換が必要になります。施術直後にワイヤが外れたといったトラブルが生じた場合、無料で再施術を行いますが、それ以上の責は負いかねます。

■マゴット(無菌ウジ虫)による治療(MDT: Maggot Debridement Therapy)について

マゴット治療(MDT: Maggot Debridement Therapy)とは、蛆(うじ)虫治療のことで、糖尿病による足の壊疽(えそ)・壊死(えし)の治療や、床ずれなどによる重度の褥瘡(褥瘡性潰瘍)の治療、やけどなどによる重度の炎症治療に使われる治療法です。これまでにも、足の切断を余儀なくされた患者の治療に用いられ、治癒した結果、高い確率で足の切断を回避しています。MDTでは、無菌飼育されたうじ虫を用いますので、安心して治療していただけます。

当院ではマゴット治療の経験が少ないので原則的に個室入院で治療を行うことにしていますが、将来は病状により通院治療もとりいれる予定です。

MDTは保険診療の適応ではありません。

MDTだけですべての治療が完結する訳ではなく、多くは何らかの外科的治療(植皮や腐骨の除去など)を必要とすることをご理解ください。また、他の治療と同様、マゴット治療にも限界があり、魔法の治療法でないことをご理解ください。いくつかの治療法を状況に応じて適宜選択していくことになります。

MDTの経過中に炎症所見の増強傾向が認められた場合、他の治療法に切り替える方がベター(あるいは必須)であると担当医が判断した場合、MDTを中断することもあります。

MDTと同時に基礎疾患に対する治療も並行して行うことになりますので、当院でのMDTをご希望の患者さんはかかりつけ医の「診療情報提供書」をご持参いただきますようお願いいたします。

■ケミカルピーリング

ケミカルピーリングとは、サリチル酸などの化学物質を塗布して、皮膚を剥がすことで生じる効果を利用した治療法です。皮膚のいろいろな再生機構が働き、新しい皮膚の再生が期待できます。

ケミカルピーリングが治療の選択肢の一つとして薦められる病気・状態には、下記の3つがあります。
  • ニキビ
  • 小さいしみ(長年日光にあたってできたしみや日焼けの後のしみなど)
  • 小じわ
その他の効果として、くすみのないスムーズで柔らかな肌や、皮脂の分泌を抑えてテカリ防止に、肌の新陳代謝が良くなることで肌のハリがよみがえるなどの効果も期待できます。

ただし、効果の程度は疾患や疾患の重症度によって異なります。また、ケミカルピーリングに対する皮膚の反応は、個人において、また同じ人でも治療時の皮膚の状態や行う季節によって異なるので効果の発現時期も様々です。すぐに治療効果が見られない場合でも、治療目標の達成の為には根気よく続けることが必要です。
治療の頻度は、月1回施術し、皮膚の状態によって4~6回を1クールとして行います。

ケミカルピーリングの施術後は角質層が剥がれるため、乾燥しやすく、紫外線が皮膚に浸透しやすくなります。そのため、治療中はしっかりとした保湿とサンスクリーン剤による遮光が必要です。
日常ケアの為のサンスクリーン剤や化粧水、保湿剤なども紹介させていただいております。
なお、この治療には保険適応がありませんので、全て自由診療になります。

当科でケミカルピーリングを受けていただくには

まず、通常の診察(保険診療)を受けてください。診察の上、ケミカルピーリングの適応と判断されましたら、施術の日時を予約させていただきます。

■当科の診療実績

入院症例内訳(2015年)

疾患 症例数
アナフィラクトイド紫斑 2
下肢静脈瘤 33
蜂巣炎 16
帯状疱疹 10
水疱性類天疱瘡 8
褥瘡 7
下腿皮膚潰瘍 5
薬疹 4
脂肪腫 3
その他皮膚良性腫瘍 3
脱毛症 4
有棘細胞癌 3
その他の皮膚悪性腫瘍 2
ボーエン病 4
熱傷 2
落葉状天疱瘡 2
その他の疾患 8
合計 116
 

手術症例内訳(2015年)

術式 症例数*
下肢静脈瘤手術(高位結紮術) 21
下肢静脈瘤手術(抜去切除術) 14
下肢静脈瘤手術(その他) 1
皮膚・皮下腫瘍摘出術 13
デブリードマン 10
皮膚悪性腫瘍切除術(+植皮術) 7
植皮術 3
合計 69

*中央手術室で実施した件数。

■地域の先生方へ

  • 受付時間外の診療も可能な限り行っていますが、まず電話等でご一報をお願いいたします。
  • 手術や特殊検査は予約制ですが、皮膚生検は原則的に診察時に行います。




■当科の診療担当医

部長
加藤 晴久
Haruhisa Kato
●専門・認定等
  • 医学博士
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 緩和ケア研修会修了者
医員
山内 あい子
Aiko Yamauchi
医員
西田 麻里奈
Marina Nishida
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