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皮膚科

当科の特色VHOによる巻き爪の治療| 当科の診療実績地域の先生方へ当科の診療担当医

■当科の特色

  • 日本皮膚科学会認定専門医研修施設です。(1990年4月)
  • 皮膚科医師が毎日皮膚科一般の保険診療を行っています。

■VHOによる巻き爪の治療

爪を短く切り過ぎて(深爪)生じる「陥入爪」や、内側へ異常に彎曲していく「巻き爪」で悩んでいる方が非常に多いにもかかわらず、あまり優れた治療方法がありませんでした。根治術といわれる手術(鬼塚法)は侵襲が大きい割に再発も珍しくなく、整容的にも満足できるものではありません。少なくとも当科ではそう考えています。原則的には鬼塚法に代表される陥入爪手術は行っておりません。

陥入爪

深爪をして爪が伸びてくる際に爪の先端が爪郭部に刺さって痛みを感じることがあります。特に、ハイヒールを履いたり、足にあわない靴を履くとおこりやすいようです。このときに爪切りやニッパーで爪をさらに短く切り込む人がおられます。それどころか麻酔までして爪切りをする医者もいるようです。これは痛みを取る一時しのぎにはなりますが、いずれ爪は切り込むことができないほど短くなって、他になす術もなく当科を受診したという例が少なくありません。このような例では、爪によって皮膚が傷つき二次感染を伴ってさらに趾(ゆび)が腫れてひどい痛みを訴える人が多いのです。まず、深爪をしないことが肝要ですが、足にあった靴を選んで着用し、深爪で痛みを感じたら信頼できる専門家に相談していただきたいと思います。

巻き爪

巻き爪とはここでは爪が先端になるにつれて筒のように丸まってしまう状態と定義します。巻き爪がどうしておこるのかいくつもの説はありますが、はっきりしないのが実情です。従って、どのような治療をしても再発のリスクは残るということになります。筒のようになった爪が皮膚を圧迫するので痛みがあり、見た目もよくありません。

VHOによる巻き爪の治療

これ以降は上で述べた陥入爪・巻き爪をまとめて巻き爪と呼ぶことにします。これらの巻き爪に対して当科ではVHO方式による矯正治療を行っています。この爪矯正法は爪の両端に特殊なワイヤを引っ掛けてこれを専用のフック(U字型のワイヤ)で巻き上げることにより爪の彎曲を元に戻そうというものです。文章で説明するとわかりづらいと思いますので、http://www.vho.jp/のホームページを参照してください。

施術に際して麻酔は行いませんが、爪の彎曲が余りにも強くてワイヤ挿入時に強い痛みが予想される場合は伝達麻酔下に行うこともあります。爪が伸びるにつれてワイヤも上方に移動してきますので2~3ヶ月に一度ワイヤを交換しなければなりません。また、ある程度の強さでワイヤを巻き上げなければ適切な矯正力が得られませんので、極端に薄い爪や白癬症でもろくなった爪には行うことは困難です。また、肥厚した爪の場合矯正が難しく思われますが、私どもの経験ではワイヤをかけることができれば矯正可能と考えています。

VHO式矯正法では一般の手術と違い、痛みや出血はほとんど伴いません。施術当日から入浴・スポーツも可能です。治療期間は個人差もありますが、最低半年、多くの方は約1年で治療を終了しています。

こう書くといいことずくめのようですが、現在この治療には保険適応がありませんので、すべて自由診療になります。また、せっかく矯正しても再発する人もおられます。今後は、どのような方が再発しやすいか、施術前に判断できないか検討を進めて行く必要があると考えています。

当科でVHO式巻き爪矯正治療を受けていただくには

まず、通常の診察(保険診療)を受けてください。医療機関からの紹介状(診療情報提供書)があれば必ずご持参ください。皮膚科の先生に書いていただかなくてもかかりつけの内科や整形外科の先生に書いていただいて結構です

診察の上VHO式巻き爪矯正治療の適応と判断されましたら、施術の日時を予約させていただきます。細菌性二次感染を伴う場合、炎症所見が強い場合(化膿性爪囲炎・ひょう疽)などいきなりVHO施術困難と判断されましたら、まずそちらの合併症を治療した後に矯正を行います。爪白癬を合併する場合もそちらの治療を優先します(爪白癬の治療のみで巻き爪も改善することがあります)。

治療期間は1年間を目安に考えていただければよいと思います。この間に4~5回程度ワイヤの交換が必要になります。施術直後にワイヤが外れたといったトラブルが生じた場合、無料で再施術を行いますが、それ以上の責は負いかねます。

■当科の診療実績

入院症例内訳(2017年)

疾患 症例数
下肢静脈瘤 45
蜂窩織炎 24
褥瘡 12
帯状疱疹 8
薬疹 4
有棘細胞癌 3
基底細胞癌 5
脂肪腫 3
皮膚潰瘍 3
その他 29
合 計 136
 

手術症例内訳(2017年)

術式 症例数
下肢静脈瘤・血管内焼灼術 27
下肢静脈瘤手術(高位結紮術) 11
下肢静脈瘤手術(抜去切除術) 6
皮膚悪性腫瘍切除術(単純切除) 12
皮膚、皮下腫瘍摘出術 15
局所皮弁術 4
デブリードマン 6
その他 1
合 計 82

 

■地域の先生方へ

  • 受付時間外の診療も可能な限り行っていますが、まず電話等でご一報をお願いいたします。
  • 手術や特殊検査は予約制ですが、皮膚生検は原則的に診察時に行います。




■外来診療担当表

>>>皮膚科の担当表はこちら

■当科の診療担当医

部長
加藤 晴久
Haruhisa Kato
●専門・認定等
  • 医学博士
  • 日本皮膚科学会認定皮膚科専門医
  • 緩和ケア研修会修了
医員(非常勤)
山中 健志郎
Kenshiro Yamanaka
●専門・認定等
医員(非常勤)
高田 智子
Tomoko Takada
●専門・認定等
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