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外科

当科の特色胃がんの治療食道がんの治療大腸がんの治療乳がんの治療肝・胆道・膵がんの治療胆石の治療そけいヘルニアの治療当科の診療担当医




■当科の特色

当院は日本外科学会、日本消化器外科学会、日本臨床腫瘍学会の認定施設・日本がん治療認定医機構認定研修施設で、消化器系、乳腺などの腫瘍外科を中心にして、消化器系良性疾患、ヘルニア、肛門疾患、さらに甲状腺疾患などの頭頸部外科の治療を行っています。

手術は年間約400例、その約40%は悪性疾患です。

当科は、「健診・初診から緩和期・終末期まで」を基本方針にしています。病診連携を利用した在宅医療や緩和医療を通じて、最後まで患者さんやそのご家族一緒に病気に立ち向かっていきたいと考えています。そのために病棟のスタッフと検討会を重ねて患者さん一人ひとりの病態などを把握し、退院や在宅療養に向けた準備を一緒になって行います。

消化器系悪性腫瘍は、個々の患者さん意思を尊重したうえで、消化器内科・放射線科・病理や看護師などとチームで症例検討会を開催し、最適な治療方針を決定します。方針が決定されたら、各部門の専門性を十分に発揮しながら、遅滞なく治療を進めていきます。

当科では、外科治療の侵襲や感染症などが原因で起こる合併症をできるだけ軽減するために、高性能の電気メスや超音波振動切開凝固装置の導入したり、手術創の閉鎖には吸収糸を用いています。

小児鼠径ヘルニア手術の1~2日間の短期入院手術、胆石症に腹腔鏡下胆嚢摘出術や、消化管がんにおいても、病態に応じて腹腔鏡補助下胃切除術・結腸切除術などの低侵襲手術や、乳がんにおける乳房温存乳がん根治術やセンチネルリンパ節生検を行っています。

■胃がんの治療

現在わが国の胃がんは、検診の普及や、治療法の進歩により罹患率、死亡率ともに諸外国と同様に低下傾向にあります。しかし依然として消化器がんのなかでは男女ともに最も多いがんとなっています。胃がんに対して、当院では年間約50例の手術症例があります。治療は原則的に全国の「標準治療」とされている「日本胃癌学会の胃癌治療ガイドライン」に従って行っています。ただ、当院では画一的に「標準治療」を行うだけではなく、術前に消化器内科、放射線科、病理医、看護師と合同でカンファレンスを行い、個々の患者さんの状態を評価したうえで最も適した治療法を選択するよう心がけています。

手術は、早期胃がんに対しては患者さんへの負担の軽減と術後の早期回復を期待し、縮小手術や腹腔鏡補助下胃切除を積極的に取り入れています。進行胃がんに行う開腹手術の場合にも、吸収性の糸、新規の電気メス、止血装置を用い、合併症が少なく安全でかつ十分な根治性が得られる手術を常に目標としています。手術のみでは制御が困難と思われる、術前あるいは術後高度進行癌に対しては積極的に抗がん剤を用いて、可能な限りがんを制御することを目標としています。仮に積極的治療が不可能となった場合でも、在宅看護や緩和病棟と協力して最後まで安心して生活できるようにバックアップしています。

当院では早期から進行、再発胃がんまでいかなる病期の胃がんであっても、同じ施設で、その時々に応じた最善の治療を提供できるように心がけています。

■食道がんの治療

食道は咽頭と胃を連結する長さ25cmほどの消化管で、その蠕動運動により胃に食物を送り込む働きをします。日本人の食道がんは1/2が胸部の食道の中央に、1/4が食道の下部1/3に発生します。早期には無症状で経過することために、偶然健康診断で発見される以外は進行してから発見されることが多いと言われています。

食道がんの治療のためには、各種画像診断(内視鏡検査・消化管透視・CT/MRI・PETや腫瘍マーカーなどの血液検査)により腫瘍の壁深達度の診断,リンパ節転移の診断,遠隔転移の診断により進行度診断を行い、全身状態の評価とあわせて総合的に評価をします。

食道がんの治療は内視鏡治療・手術・放射線療法・抗がん剤による化学療法の4種類です。

内視鏡治療はがんが食道壁の粘膜層にとどまりリンパ節転移のない早期食道がんを内視鏡で見ながら食道の内側から切り取る治療法です。摘出した組織を顕微鏡で検査(病理組織検査)しますが、治療前の診断より深部にがんがしていたりリンパ管や静脈などにがんが及んでいた時は、他の治療法が追加される必要があります。

手術療法はがんを含めた食道と周辺のリンパ節を切除する現在最も一般的な治療法です。がんのできた場所によって手術の方法は異なりますが、頸部・胸部・腹部の3つの領域に手術操作が及びます。胸部の長い消化管を切除するために食道を切除した後は胃や小腸・大腸を引き上げて食物の経路を再建します。

放射線療法は高エネルギーのX線などの放射線を照射してがん細胞を殺巣治療法です。

化学療法はいわゆる抗がん剤による治療で、投与された薬は血液の流れに乗って手術や放射線で制御できないところにも行き渡ります。リンパ節転移や他の臓器にがんが転移しているときに行われることが多いですが、単独で行われる場合と、放射線療法や外科療法との併用で行われる場合とがあります。

リンパ節転移や食道の深部に進展を伴う場合は、まず化学療法と放射線療法を行ってから手術をしたり、全身の状態によっては手術をせずに化学放射線療法で治療をしたりすることもあります。

われわれは患者さんの病態にあわせて、推奨される治療を行います。

■大腸がんの治療

大腸がんの治療法として
  1. 内視鏡治療
  2. 手術
  3. 化学療法
  4. 放射線療法
などがあり、当科では手術を中心に治療を行っています。当科の特色は低侵襲である腹腔鏡下手術を積極的におこなっていることです。

当科の手術年間手術症例は約60例で、増加傾向にあります。粘膜もしくは浅い粘膜下層浸潤がんは当院消化器内科において内視鏡治療が可能です。やや深い粘膜下層に浸潤したがんは約10%にリンパ節転移を認めるため、当科で外科的追加切除を行います。手術では腸管と転移の可能性のある周囲リンパ節を一括切除します。手術方法として開腹手術と数箇所の小さな穴をあけてカメラや切除器具を挿入して行う腹腔鏡下手術があります。当院では2001年から低侵襲である腹腔鏡下手術を積極的に導入しており、現在、大腸癌手術の約半数を腹腔鏡下手術が占めています。腹腔鏡下手術では傷が小さく、手術後の痛みが軽く、早期退院や早期社会復帰ができ、さらに、その拡大視効果よって精密で繊細な手術を施行しています。

一方、近年、大腸癌に対する化学療法の進歩は目覚ましく、外来通院で多剤併用による化学療法を積極的に施行しており、治療成績は年々向上しています。骨盤内再発や脳・骨に転移した場合には放射線療法も行っています。放射線科と協力しながら化学療法を併用するなど、高度進行癌に対して集学的な治療をおこなっています。

■乳がんの治療

日本では乳がん患者が年々増加してきています。現在では女性のがんの第1位になっています。当院では自覚症状で受診される患者さんはもちろん、当院の健診センターで精密検査が必要とされた患者さんや、近隣医療機関からのご紹介いただいた患者さんを中心に診療し、年間約50例の乳がんの手術症例があります。

初診時にマンモグラフィー検査を全例行い、その後超音波、マルチスライスCT、MRIなどを駆使して診断をしています。さらに必要な症例には穿刺吸引細胞診、あるいは針生検を加えることにより、できるだけ早くかつ正確に診断、治療方針を決定できるよう心がけています。乳がんと診断された患者さんには、術前の診断に基づき、整容性、QOL(生活の質)を重視し、可能なかぎり乳房温存手術を選択しています。

現在乳がんの手術では、腋の下のリンパ節をすべて切除することが標準となっていますが、近年、上腕の運動障害や知覚障害、腋の下の浮腫や腕のむくみなどを軽減する目的で一部のみリンパ節を摘出する「センチネルリンパ節生検」という考えが普及しつつあります。当院でも2010年度よりセンチネルリンパ節生検の適応のある患者さんには積極的に導入しています。

センチネルリンパ節生検のページはこちらをご参照ください。

ただ乳がんの治療には手術療法のみでなく、抗がん剤や内分泌療法、分子標的薬による薬物療法、放射線療法など様々な治療を組み合わせることによりがんの根治を目指すことが必要とされています。エビデンス(科学的根拠)に基づき個々の患者さんに最適な治療法を提供できるよう常に心がけています。

■肝・胆道・膵がんの治療

肝臓、胆嚢、胆管、膵臓疾患の診断、治療と手術後の経過観察を行っています。

原発性肝細胞がんに対して主に肝切除を行なっています。手術前に肝臓の予備能力を評価し、腫瘍の存在部位に応じた術式を選択しています。原発性肝細胞がんの患者さんは多くの場合B型肝炎やC型肝炎を伴っているため再発が多く、手術後の経過観察や追加治療が非常に重要です。手術後も御紹介いただいた病院と連携してフォローアップを行っております。切除不能な肝細胞がんに対しては、放射線科と協力してTAE (血管造影下の肝動脈塞栓術)を行なっています。また大腸がんからの転移性肝がんも近年増加しており、積極的に肝切除による治療を行なっています。手術が困難な症例に対しては、ガイドラインに準じて全身化学療法を行なっています。

膵臓がんは非常に難治とされているがんですが、腫瘍の存在部位に応じて膵頭十二指腸切除術や膵体尾部切除術などを行なっています。近年、新規抗癌剤の登場により手術と併用することで治療成績が改善してきております。膵臓がんは手術後の追加治療も非常に重要であり、必要に応じて化学療法を含めた治療を行っております。

胆管がん、胆嚢がんは手術術式が複雑になる事が多い疾患ですが、存在部位、進行度に応じて胆管切除、肝切除、膵頭十二指腸切除などの手術を行っております。また切除不能の患者さんに対しては、ステント留置や化学療法などを行なうことでQOL(生活の質)の向上を目指しています。

■胆石の治療

胆のうは、肝臓でつくられる胆汁 (消化液の一種) が貯えられる所です。この胆のうの中にできた石を「胆のう結石(胆石)」といいます。無症状の胆石も多くあります。しかし、みぞおちや右上腹部の痛み、発熱、黄疸などの症状を起こすこともあります。一般的に、何らかの症状を起こす胆石は手術の適応であるとされています。

胆石の手術ですが、胆のう内の結石だけを摘出するのではなく、胆のう全体を摘出します。胆のうを摘出しても、日常生活に影響がでることはまずありません。

現在、胆石の標準手術として腹腔鏡下胆のう摘出術が行われます。4ヶ所の1cm前後の創から腹腔鏡と手術用の器具を挿入します。腹腔内の様子をモニター画面に映しながら手術を行います。腹腔鏡下胆のう摘出術のメリットは創が小さいため術後の回復が早く、入院期間が短縮されることや、術後の腹腔内の癒着が少ないことなどがあげられます。当院では手術翌日より食事を開始し、手術後3~5日での退院が一般的です。当院では年間約40例程度の腹腔鏡下胆のう摘出術を行っております。

ただし、開腹手術(特に上腹部)を受けたことがある場合などは腹腔鏡での手術が困難な場合があります。また、腹腔鏡で手術を開始しても、手術中に通常の開腹手術へ変更する場合もあります。開腹手術への移行率は一般的に約5%とされます。

胆石があり、上の様な症状を認める方は、一度外科外来までお気軽にご連絡ください。

■そけいヘルニアの治療

そけいヘルニアはいわゆる「脱腸」のことで、太もものつけ根(そけい部)からお腹の中にあるはずの腸や脂肪の一部が皮膚の下に出てくる病気です。原因はまだ正確には解明されていませんが、先天的な要因や筋肉の脆弱化、異常な腹圧が関係していると考えられています。症状はそけい部の膨らみですが、横になったり押さえたりすると引っ込むのが特徴です。しかし、時には膨らみが戻らず、お腹が痛くなったり吐いたりすることがあります。これを嵌頓(かんとん)と言い、緊急手術が必要となり、命にかかわることもあるので注意が必要です。根本的な治療は手術のみで、薬や注射、ヘルニアバンド等は状態を悪化させることもあるため、適切な治療が必要となります。

以前は脆弱化していない筋肉を縫合して、脆弱化した部分を閉鎖する手術を行っていましたが、最近では脆弱化した部分を人工膜で補強する手術を行っています。人工膜の特徴としては再発率が低く、疼痛や違和感が少ない点が挙げられます。さらには体内に残る人工膜量を減少させるために、吸収性素材を用いた人工膜も発売され、症例に応じて使用しています。手術後、約3日で退院が可能で、術後の生活では激しい運動や重労働を2~4週間、避けて頂く以外には特に制限なく日常生活に戻って頂けます。当院では年間約100例の手術を行っております。そけい部に何か異常を感じられた方は、一度、外科外来を受診して下さい。

小児のそけいヘルニアは成人のそけいヘルニアと異なり、人工膜を使用せずに手術を施行します。水曜日午後から専門外来を開設しておりますので、そけい部の膨らみに気づいた際には、一度、外来を受診して下さい。

■当科の診療担当医

院長補佐
辰巳 満俊
Mitsutoshi Tatsumi
●専門・認定等
  • 医学博士
  • 日本外科学会指導医
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本外科学会認定医
  • 日本消化器外科学会指導医
  • 日本消化器外科学会認定消化器外科専門医
  • 日本消化器外科学会認定医
  • マンモグラフィ読影認定医
  • 日本臨床腫瘍学会暫定指導医
  • 日本がん治療認定医機構がん治療認定医
  • 日本がん治療認定医機構暫定教育医
  • 近畿外科学会評議員
  • 緩和ケア研修会修了者
部長
中川 正
Tadashi Nakagawa
●専門・認定等
  • 医学博士
  • 日本外科学会指導医
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本消化器外科学会認定消化器外科専門医
  • 日本消化器外科学会指導医
  • 消化器がん外科治療認定医
  • 日本消化器病学会消化器病専門医
  • 日本消化器内視鏡学会指導医
  • 日本消化器内視鏡学会専門医
  • 日本消化器内視鏡学会評議員
  • 日本大腸肛門病学会専門医
  • 日本大腸肛門病学会指導医
  • 日本大腸肛門病学会評議員
  • 日本内視鏡外科学会消化器・一般外科技術認定医
  • 近畿外科学会評議員
  • 臨床研修指導医講習会修了
  • 緩和ケア研修会修了者
部長
小川 護仁
Sanehito Ogawa
●専門・認定等
  • 医学博士
  • 日本外科学会外科専門医
  • 日本外科学会認定医
  • 緩和ケア研修会修了者
医員
高木 忠隆
Tadataka Takagi 
 ●専門・認定等
  • 緩和ケア研修会修了者
医員
寺井 太一
Taichi Terai
 
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