禁煙外来のご案内
※禁煙教室は、新型コロナウィルス感染拡大防止のため、当面の間、中止させていただきます。
■禁煙外来のご案内
2009年11月から当院では禁煙外来を実施しています。毎週水曜日の午後に完全予約制で行います。受診を御希望の患者さんは地域医療連携室にお問い合わせ下さい。
喫煙は「ニコチン依存症」という立派な病気です。その病気を治す手助けをするのが禁煙外来です。治療方法にはニコチンパッチという貼り薬とバレニクリン(商品名:チャンピックス)という飲み薬があります。
どちらを使用するかは、ご本人の希望は勿論、基礎疾患などにより判断致します。なお、バレニクリン使用の際は車の運転が出来ません(12週間)。これらの薬は、禁煙中のイライラ感や吸いたい衝動を緩和してくれます。禁煙治療中は簡単な日記を付けて頂き、精神面もサポートさせて頂きます。
禁煙治療は、保険診療になる場合と自費診療になる場合があります。下記の6つの条件をすべて満たす方が、保険診療の適応となります。
- 下記の質問表※でニコチン依存症と診断された方
- 1日の喫煙本数×喫煙年数が200以上(35才未満は200未満でも可)
- 直ちに禁煙しようと考えている方
- 禁煙治療(12週間の治療)を受けることを文書により同意している方
- 入院していない
- 過去に保険診療で禁煙治療を受けたことがあるが、前回の初回受診日より1年以上経過している
※1年未満の場合は保険診療不可となります。
治療期間は12週間で計5回(初診・2週間後・4週間後・8週間後・12週間後)の診察に来て頂きます。ニコチンパッチ代金を含めた計5回の総額保険診療料(3割負担の場合)は約13,000円で、バレニクリンの場合は約20,000円になります。なお、当院では保険診療のみの扱いとなります。
未成年者の禁煙治療について
未成年者の禁煙治療については、カウンセリングを中心に対応しています。治療には下記の条件のすべてが必要になります。- 必ず先に禁煙教室に参加してください。
- 依存状態等の医学的判断
- 本人の禁煙の意志
- 保護者の治療同意
妊婦の禁煙治療について
妊娠中の方の禁煙治療については、カウンセリングを中心に対応しています。■禁煙教室のご案内
禁煙外来受診の前に当院の禁煙教室に参加して頂くと、タバコの害と病気・禁煙治療薬・禁煙外来の診療の流れの理解が深まり、おススメです。※新型コロナウィルス感染拡大防止のため、当面の間、中止させていただきます。
■禁煙により得られる「幸せ」とは・・・
- 心疾患・脳卒中・糖尿病の発症リスクを減少出来ます
- 喫煙者の癌の6割は、禁煙で予防出来ます
- 手術後の合併症が少なくなります
- 肌がキレイになり、口臭や部屋の汚れも気にしなくてよくなります
- 禁煙で余ったお金(20本/日の喫煙=約10万円/年)で、家族で温泉に行けます
禁煙で得られるもの。それは・・・若さと健康とお金、そして禁煙をやり遂げたという自信と充実感・達成感です!私達と一緒に「禁煙」・・頑張ってみませんか?禁煙を考えていらっしゃる多くの方の来院をスタッフ一同、心よりお待ちしております!
■TDS(タバコ依存症)スクリーニングテスト
この問診で5つ以上「はい」と答えた人はニコチン依存症の可能性があります。
- 自分が吸うつもりよりも、ずっと多くタバコを吸ってしまうことがありましたか。
- 禁煙や本数を減らそうと試みてできなかったことがありましたか。
- 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、タバコがほしくてほしくてたまらなくなることがありましたか。
- 禁煙したり本数を減らそうとしたときに、次のどれかがありましたか。
イライラ、神経質、落ちつかない、集中しにくい、ゆううつ、頭痛、眠気
胃のむかつき、脈が遅い、手のふるえ、食欲または体重増加 - 上の症状を消すために、またタバコを吸い始めることがありましたか。
- 重い病気にかかって、タバコはよくないとわかっているのに吸うことがありましたか。
- タバコのために健康問題が起きていることがわかっていても吸うことがありましたか。
- タバコのために精神的問題が起きているとわかっていても吸うことがありましたか。
- 自分はタバコに依存していると感じることがありましたか。
- タバコが吸えないような仕事やつきあいを避けることが何度かありましたか。